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2018/05/27 00:33


Botanico(ボタニコ)を運営しているいの植では、「環境」と「用途」の2つの視点からお庭の基本設計を行っています。

ご自宅のお庭に満足していますか?

せっかくの庭なのに、なかなか自分の気に入った庭に使えていないという方が多いのではないでしょうか。
また、近年のリノベーションブームで、古い家屋やマンションをリノベーションした結果、
住宅と庭に統一感がなくなった、、というのもよく聞かれます。


まず、庭と一口で言っても、世の中には様々な庭があり、全く同じ庭というのは一つとしてありません。
それはそれぞれの家の敷地特性から庭の環境が違うからです。 この「環境」というのが最も重要です。


多くの庭には樹木、草本、地被などの植物を配置します。当然生き物ですから、環境によって適応、不適応が生じます。
この環境を主軸に、お客様と最適なプランを考えることで、植物たちが庭の環境に適応した最適な状態を生み出す手助けをします。

また、環境をベースに考えることは庭木における様々なトラブル(病気・害虫の発生など)を未然に防ぎます。
しかし、植物は生き物ですから成長を止めることはできません。
中には環境に適したあまりに、想定外に成長する物もあります。
これも最適な管理技術(個々の植物の特性と適した季節の剪定など)で対処できます。

植物がより自然なカタチで成長することを手助けし、植物に余計なストレスを与えるようなことをしなければ、
美しいままに管理することも可能です。


また庭には「用途」があります。

この用途とは「観る庭」と「使う庭」です。
庭の基本設計を考える上でこの2つの要素が大きく関わってきます。
この2つの要素は相対するものではなく、比率によって変わります。
例えば觀る庭10:使う庭0であれば、日本庭園などに見られる「観る庭」です。
反対に觀る庭0:使う庭10であれば、ウッドデッキや芝のみの自由な用途の「使う庭」です。
この比率のバランスで、茶庭であったり、雑木林の庭になったりと様々に変化します。

この比率はお客様のご希望で変わります。また年々変わることもあります。

いの植では、これら「環境」と「用途」の2つの視点から基本設計を行います。

そして最終的にお客様が庭に出て、または室内から庭を観賞するとしても、
庭と対峙する時には気持ちをフラットに出来る庭、「気持ちを解放する庭」を目指しています。

いの植
井上 康規
一級造園技能士